こんにちは。学生ねこです。
今回は、忠北大学の語学堂に1学期通ってみた所感をお話していきたいと思います。
*この記事では、韓国・忠清北道にある忠北大学語学堂の冬学期(2021.12.22~2022.3.7)の様子をお伝えしていきます。通う時期やクラスなどによって状況は変わりますので、あくまでも一個人の感想としてご覧ください。
まず、前提として2021年の冬学期は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて100%オンラインで授業が行われました。(ちなみに2022年春学期は、2週間ごとでオンライン・オフライン切り替えながら授業を実施しています!)
オンライン授業ってどうなの?
実際に約10週間、語学堂のオンライン授業を受けてみて、よかったこと・残念だったことをそれぞれお伝えしていきます。
よかったこと
まず、よかったことの一つ目は、時間を有効に使える点です。登校準備や移動にかける時間が無いため、睡眠・家事・宿題・復習など授業以外の時間を効率的に使えました。
そして2つ目は、パワーポイント(Microsoft Office)を使用した発表の機会を多く持てたことです。対面授業を行っていた時は、演劇や動画作成など様々な方法でスピーキングのテストを行っていたそうなのですが、オンラインということでスピーキングテストは全てパワポを使った発表形式で行われました。語学堂修了後、進学・就職を目指す方にとっては、なかなかよい経験になるのではないでしょうか。
<TMI>韓国では「パワポ」のことを「PPT(読み:ピーピーティー)」と呼びます。久しぶりにパワポの3文字を見てかなりの違和感。
残念だったこと
続いて、残念だったこととして一番大きいのは、友達ができにくいことです。やはり授業が100%オンラインだと、同じクラスの学生同士で個人的な接点を持つのが難しかったです。加えて「トウミ制度」等、ネイティブとの交流の機会も語学堂では特に用意されていないため、授業以外で韓国語を話す、というか人と会話をする機会を持つこと自体わりと困難を極めました。単に私が아싸 of 아싸なだけという説もありますが。(切ない)
そのほか授業の進行や分かりやすさなどにおいては、特にこれといって不便さは感じられませんでした!
クラスの様子
これはもうクラスや通う時期によって状況は大きく変わるかとは思いますが、念のため参考までにお話ししてみます。
まず、1クラスにつき10人ちょっとくらいの生徒数で、年齢層としては進学を控えた10代後半~20代前半の若人たちが半数を占めていました。
そして、クラスに自分以外の日本人学生はゼロ。更に言うと、事務局や講師陣の中にも日本語話者はいらっしゃらなそうでした。また、クラスメイトの半数以上は中国やベトナム国籍の方が占めていて、なんとなく忠北大学の語学堂全体として、中国・ベトナム・モンゴル国籍の方が多いのかなぁという印象です。オリエンテーションでは上記国籍の学生向けに母国語の通訳が用意されていたり。日本人はかなりのマイノリティ。
忠北大学近隣の施設
大学周辺を一言で表すと、「十分楽しく生活可能!しかし行動範囲は結構狭め」。
忠北大学周辺のエリアには、(個人商店のような)スーパーやコンビニ、病院、銀行など生活するうえでの必要最低限の施設に加えて、カフェや居酒屋、PCバン(ネットカフェ)、美容院、ネイルショップなどの娯楽も揃っています。また、バスもそこそこ走っているため、保健所や出入国管理事務所、KTXの停車駅(五松駅)にもわりと簡単にアクセス可能です。最低限の生活を送るうえでは何の不便もありません。
しかし、清州市は地下鉄のない車社会の地域。加えて、コンテンツが大学周辺にぎゅっっっと凝縮されているため、車のない留学生にとっては行動範囲がどうしても狭くなってしまい、少々退屈に感じられるかもしれません。とは言いつつこの状況をポジティブに考えれば、ほぼすべて徒歩圏内にあるので交通費の節約になりますし、誘惑が少ないため机上での勉強に集中するのには最高な環境かもしれません。
私が考える、清州市で暮らしながら忠北大学の語学堂に通う最大の長所は「日本語が通じる人や日本語表示がほぼ存在しないため、否が応でも100%韓国語で生活せざるを得ないこと」。反対に短所は「情報を得るのが難しいこと」かなと個人的には思います。
先日、ソウルの語学堂に通う友人(日本人)と話す機会がありました。やっぱり身近に日本人がいると、気軽にバイトや今後の進路、生活に関する情報交換ができるんだなぁ、と思ったり・・・。
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さて、今回は「忠北大学の語学堂に1学期通ってみた所感」についてお話ししてみました。どこの語学堂も長所・短所はあるかと思います。この記事が皆さんの語学堂選びの一つの参考になれば幸いです。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!